壁のデザイン

ただの間仕切り壁ではなく、空間デザインという役割を壁に持たせました。

石の壁、左官洗い出しの壁、タイルの壁、塗装の壁、色んな表情の壁があって、見ていて楽しいリノベーションとなりました。

また、杉の柱を間仕切りに使ったり、天井にシナ合板を張ったり、和の趣を感じる照明器具を用いたりと、「和」の雰囲気を取り入れたのもポイントです。

リビングの先は明るいインナーテラス。
洗濯物を干したり、植物を育てたりと・・・便利に活用できます。

緩やかなアールを描いた床もこだわったポイントです。

リビング空間にゆとりを持たせるために、居室の設けた方を工夫しました。

壁で完全に仕切ってしまうのではなく、柱を並べて上部を開けることで、空間の繋がりとゆとりが生まれました。

キッチンは扉のデザインのみ変更して、壁には濃淡の色味が綺麗なタイルを貼りました。

古材の味わいある足場板を使用したカウンターをキッチン脇に新たに造作しています。

洗面所の壁にはＬ型の室内窓を設けました。玄関と洗面所が閉鎖的にならない工夫です。

洗面所の壁には白いお花のような模様のモザイクタイルをセレクト。

白いタイルにすることで空間が明るくなりました。

元々リフォーム済でピカピカだった浴室はそのまま再利用。

既存の間取りを活かしながら、ウォークインクローゼットを新たに設けて収納をしっかり確保。

建具（室内ドア）は完全オーダーの造作建具。ガラスの形や種類にこだわりました。

自分好きな色に塗装できるのも造作建具の魅力です。

壁を「デザイン」という役割で考えてみると、楽しいアイディアがどんどん湧いてきます。

間取りを作る上で必要不可欠なものだからこそ、せっかくならばこのお家の様にこだわってみてもいいかもしれません。

家の中にお気に入りの場所が増えて、暮らしがより楽しくなるのではないでしょうか・・・

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