中古マンションの定番間取りとは?リノベに役立つ改修アイデアも!
こんにちは。スプリングJOURNALです。
秋と言えば、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋・・・といろいろありますよね。
私は、食欲の秋・・・でしょうか?!
秋の味覚、たっぷり楽しみたいです!
さて今日は、中古マンションの購入を考えている方に役立つ「間取り」についてのお話です。
マンションの間取りには「田の字型」「ワイドスパン」など、定番と言われる間取りがあります。
リノベーションするなら間取りはいくらでも変えられるとは言え、やはり元の間取りの影響も受けます。
そのため、間取りから読み取れる特徴も知っておくと、マンション選びに役立ちます。
今日はそんな「定番間取り」について、詳しくお伝えしますね!
▼目次
└田の字型
└中廊下型
└角部屋
・まとめ
中古マンションの定番間取り4タイプ
たくさんの住戸をまとめて建設するマンションには、間取りに共通するパターンが見られます。
よく見かける「定番間取り」には、次の4つのタイプが挙げられます。
- 田の字型
- 中廊下型
- ワイドスパン
- 角部屋
4つの定番間取りには、それぞれメリットデメリットがあります。その特徴に合わせて購入するマンションを決めると、ライフスタイルにあったリノベーションを進めやすくなります。
例えば、植物を育てるのが好きで広いバルコニーが欲しいなら、通常のマンションより広いバルコニーがあるワイドスパンの住戸がおすすめです。
家族それぞれの個室のプライバシーを重視するなら、南北に長い中廊下型の住戸が計画しやすいでしょう。
リノベーションでは、部屋の間仕切りを変更したり設備を新しくしたりすることはできますが、窓や玄関扉を変更することはできません。また、浴室やトイレなどの水回りについても、位置の大幅な変更は難しいことが一般的です。
元の間取りの影響をある程度理解しておくと、理想のリノベーションが実現しやすくなるというわけですね。
早速、それぞれの間取りの特徴についてお伝えします。
施工事例:共働き夫婦のための時短と癒しのインテリア
定番間取り別、メリットデメリット
定番と言われる間取り図を見ながら、それぞれの特徴やメリットデメリットを整理してみましょう。
田の字型
施工事例:経年変化の味わいを楽しむ(リノベーション前の間取り)
「田の字型」の間取りは、玄関からリビングにつながる線を中心に「田」の文字のように室内を4つに分けられる間取りです。
マンションの間取りとしては、本当によく見かける典型的な間取りです。
玄関入ってすぐの位置に、お風呂やトイレの水回りがまとまっており、短い廊下の先に縦長のリビングダイニングがあります。
個室は、バルコニー側と外廊下側に1つずつです。
一般的にはバルコニーが南側にあるので、リビングダイニングの日当たりが良くなる一方で、外廊下側はあまり日当たりや風通しが良くないのがデメリットです。
外廊下に面した個室は、窓を開けっぱなしにすることが難しく、防犯や音の心配をされる方もいらっしゃいます。
リノベーションでは、バルコニーに面した2室をつなげて、広々としたリビングダイニングにしたり、外廊下に面した部分に玄関土間を作って、収納や防犯面の心配を軽減したりする提案をすることが多いです。
中廊下型
施工事例:共働き夫婦のための時短と癒しのインテリア(リノベーション前の間取り)
中廊下型は、田の字型の発展型とも言えるタイプで、こちらも良く見かける間取りです。
玄関からまっすぐ伸びた廊下の左右に個室を振り分け、つき当たりのバルコニーに面してリビングダイニングがあります。
日当たりのいいバルコニーに面して明るいリビングダイニングを配置できることや、個室を2部屋から3部屋しっかり取れることがメリットです。
また、供給数が多いので価格もそれほど高くないのも魅力です。
廊下で区切られているので個室の独立性が高いのですが、外廊下に面しているので防犯や音の心配は田の字型と変わりません。
リノベーションする際には、キッチンの向きや洗面室とのつながりを変え、より開放感のある便利家事動線を提案しやすい間取りです。
また、奥行きの長さを生かして暗くなりがちな中心部分をクローゼットにしたり、リビングに接した和室をセミオープンな個室に変更したりする工夫もおすすめです。
ワイドスパン
施工事例:グレージュカラー(リノベーション前の間取り)
ワイドスパンは、住戸の幅が広くなっている間取りのことで、センターリビングとも呼ばれます。通常のバルコニーの幅は、6mほどですが、ワイドスパンなら8m以上あることも。
バルコニーに面して3部屋並べられるので、どの部屋も明るく風通しのいい環境にすることができます。
また、個室にアクセスするのにリビングを通るので、家族のコミュニケーションが取りやすく、デッドスペースになる廊下も少なくて済む点がメリットです。
リノベーションする際は、キッチンをオープンな対面型にしたり、バルコニーに面したお部屋をつなげてリビングを広くしたりなど、バリエーションが広がります。
ただし、ワイドスパンはワンフロアにあまり多くの住戸を入れられないため、供給数が少ないのがデメリット。その分、物件価格も高めのことが多いです。
さらに、どの部屋もリビングに接しているので、プライバシーを保ちにくいという面もあります。夜勤の仕事をしている家族がいる、子供の年齢が離れているなど、生活時間が異なるご家庭では少し気になるかもしれません。
角部屋
施工事例:家族に馴染む家(リノベーション前の間取り)
角部屋は、フロアの角に位置し、2面もしくは3面に窓のある間取りです。
メインのバルコニーに加えて、もう1面にサービスバルコニーが設けてあるタイプもあります。
ほぼ全ての部屋が屋外に面しており、日当たりも風通しも良い開放感のある間取りになるのが一番のメリットです。
サービスバルコニーは、ゴミや日用品の一時置き場、エアコンの室外機置き場にも活用できます。
デメリットは、物件価格と断熱性能です。角部屋は絶対数が少なく人気なので、物件価格が高めになりがちです。
また、屋外に面した部屋が多いので、古い物件では壁の断熱性能があまり高くないことがあります。冬の寒さや夏の暑さが気になる場合は、内窓の設置や断熱材の施工などで対策できますが、その分リノベーション費用も高くなってしまいます。
まとめ
中古マンションでよく見かける「定番間取り」には、リノベーションする上でも参考になるメリットやデメリットがあります。元の間取りの影響もある程度出るため、定番間取りの特徴を知っておくと、中古マンション選びにも役立ちます。
これからマンション選びをする方は、ぜひメリットデメリットをおさえてチェックしてみてくださいね!
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