収納は見せる?見せない?メリットデメリットと収納のポイント
こんにちは。スプリングJOURNALです。
晴れたり曇ったり、安定しない天気が続きますね。
週末は、お出かけしないでおうちの片付けをしてみようかな、なんて思っています。
というわけで、今日のコラムは収納について。
お家がすっきり片付いて見える設計のポイントは、収納にあります。
でも、すべてを扉の中に隠してしまう「見せない収納」ばかりだと、実は使いにくくなってしまうことも。
よく使うものは出しっぱなしにしたり、お気に入りのものを飾ったりする「見せる収納」をバランスよく取り入れるのが、使いやすくおしゃれな収納のポイントです。
そこで、今日は「見せる収納」と「見せない収納」についてお伝えします。
それぞれのメリット・デメリットのほか、上手に取り入れるポイントもまとめています。
▼目次
・まとめ:「見せる」「見せない」のバランスで使いやすい収納に
見せる収納とは
施工事例:ペットと過ごす穏やかな暮らし
扉のないオープンな棚に飾ったり、カゴやトレイにいれて出しっぱなしにしたりするのが「見せる収納」です。
壁のフックにかけて並べておく収納も「見せる収納」ですね。
メリットデメリットを知っておけば、上手に見せる収納を取り入れることができます。
見せる収納のメリット・デメリット
「見せる収納」のメリット・デメリットは次のようなものです。
見せる収納のメリット
・どこにあるかすぐにわかる
・出し入れしやすい
・インテリアのポイントになる
・空間に広がりが出る
見せる収納のデメリット
・ごちゃつき感が出ることがある
・ホコリがつきやすく掃除の手間がかかる
オープンな棚に置いたキッチングッズやアクセサリーは、どこになにがあるか一目瞭然で、出し入れしやすいですよね。
お気に入りのアイテムだから、インテリアのポイントにもなります。
また、扉のない収納棚は抜け感があるので、室内が広く見える効果もあります。
一方で、元の場所に戻しても散らかって見えたり、ホコリがつきやすかったりして清潔感を保ちにくいのが気になる点。デメリットを解消しつつ見せる収納を活用するには、ちょっとしたコツを知っておくと役立ちます。
見せる収納を上手に取り入れるポイント
見せる収納をうまく取り入れるポイントを、2つに分けて紹介しますね。
カゴやトレイで統一感を持たせる
施工事例:余白を残した家づくり
すっきりと見せるポイントは「統一感」です。
そのために活躍するのが、カゴやトレイ。
収納するアイテムが揃っていなくても、なんとなく統一感が出るので、乱雑に見えません。
飾る場合は、7割収納に
施工事例:空間の繋がりと素材のバランス
オープンな棚に飾りながら収納する場合は、中身を詰め込みすぎないことがポイントです。
7割くらいの収納率を目指すと、すっきりして見えます。
見せない収納とは
施工事例:廊下のない3LDK
クローゼットのように収納スペースに扉があり、中が見えないようになっているタイプが「見せない収納」です。
生活感の出やすいものやこまごましたものをしまっておくのに、便利ですよね。
こちらもメリットデメリットを意識することが、上手に取り入れる第一歩です。
見せない収納のメリット・デメリット
「見せない収納」のメリットデメリットは次のような点です。
見せない収納のメリット
・生活感や乱雑さがなく、部屋がすっきりする
・中身が汚れない
見せない収納のデメリット
・中身が分かりにくい
・ワンアクション増えて、収納が手間
扉や引き出しを閉めてしまえば、中身が見えないのが「見せない収納」の特徴。部屋がすっきりして見えますよね。
キッチンなど汚れやすい場所では、見せない収納にすることでホコリや汚れから守ってくれるメリットもあります。
でも、つい物を入れすぎてしまう、扉を開けるワンアクションが手間に感じて、出しっぱなしにしてしまうなどのデメリットも。
上手に使うコツを知って、使いやすい収納にしたいですよね。
使いやすい「見せない収納」のアイデア
見せない収納を活用するポイントは、出し入れしやすい場所や収納方法にすること、中身が行方不明にならない工夫をすることです。
よく使う場所にまとめる
施工事例:グレージュカラー
出し入れが面倒に感じないためには、よく使う動線に沿って収納スペースを設けるのが効果的です。
例えば、キッチンのパントリーなら、シンクやコンロの並びや玄関からの通り道に作ると出し入れが苦になりません。
家族の下着やパジャマは、着替えをする洗面室に収納を設けるのもいいですね。
ラベリングや透明ケースで中身を見やすく
どこに何が入っているか分からなくなってしまうと、ものを探すのがストレスに。
適切なラベルをつけると、中身を探しやすくなります。
また、透明のキャニスターや、半透明の引き出し収納を用意して、中身がひと目でわかる工夫も効果的です。
収納グッズのサイズを揃える
施工事例:余白を残した家づくり
ハンガーや収納ボックスで収納の中を整理する場合は、収納アイテムのサイズを揃えてみましょう。
ぴったり入るボックスやハンガーを使うと、限られたスペースに最大限までものを入れることができます。
収納ボックス同士が重なって見えにくいなどの死角もなくなり、探すのも簡単になります。
まとめ:「見せる」「見せない」のバランスで使いやすい収納に
いかがでしたでしょうか?
間取りの相談で収納というと、「見せない収納」が中心となりがちです。
「見せる収納」は上級者テクニックが必要そうなイメージもありますよね。
でも、見せない収納ばかりでは、季節感や温かみが感じられず味気ない場合も。
ポイントを知っていれば「見せる収納」も簡単に取り入れることができますので、上手に組み合わせたいですね。
「見せる」「見せない」をバランスよく計画し、使いやすくおしゃれなおうちを目指しましょう!