木目の美しいローコスト素材、ラーチ合板の魅力
こんにちは。スプリングJOURNALです。
壁や天井の仕上げ材料はいろいろありますが、あたたかみのある木質材料は、人気の高い材料です。
でも、無垢材はコストが気になる場合もありますよね。
そんな時、おすすめしているのが「ラーチ合板」です。
美しい木目と素朴な質感が、リノベーションの空間によく合う材料です。
今日はそんな「ラーチ合板」の魅力についてお伝えします。
目次
・ ラーチ合板とは?
・ ラーチ合板の3つの特徴
・ ラーチ合板を仕上げに使う時の注意点
・ おすすめの使用箇所3つ
・ まとめ
ラーチ合板とは?
ラーチとは、針葉樹である欧州唐松のこと。そのラーチを使った合板がラーチ合板です。針葉樹合板とも呼ばれますね。
原木をかつらむきの要領でうすく削り、板材の繊維方向が縦横になるように張り合わせます。
屋根や壁、床の下地として広く使われており、安価で加工しやすい材料です。
こちらの事例で、梁にはってあるのが「ラーチ合板」です。
表面にざらつき、凹凸、節がある荒っぽい材料であるものの、はっきりとした木目が出てこれが意外と美しいんですよね。
そのため、最近では、壁紙の代わりに「仕上げ材」として使われるようになりました。
ラーチ合板の3つの特徴
もともとは、構造用の下地に使われていたラーチ合板は、次のような特徴があります。
強くて反りにくい
薄い板を貼り合わせているので、ゆがみや反りが出にくい材料です。厚みは5mmから12mm程度のものが選べます。
反りが出ないので、壁や天井の仕上げに使うにはぴったり。また厚みのあるものを使えば、家具にも利用できる材料です。
加工しやすい
それほど厚みがないため、のこぎりでカットして、接着剤や両面テープで貼り付けるだけでも十分安定します。
家具にする場合も、釘やビスでしっかり止めなくてもあまり狂いは出ません。
DIYにも使われるほど、加工しやすいため、あまり場所を選ばずに使用できます。
意外と木目が美しい
シナ合板やラワン合板に比べ、はっきりと美しい木目が出るのがラーチ合板の特徴です。リノベーション現場に多い剥き出しのコンクリートや、アイアンの小物類など素材感のある空間にも良く合います。
ラーチ合板を仕上げに使う時の注意点
ラーチ合板は、もともとは構造用の下地。目に見えない場所に使う素材なので、仕上げ材として使う場合には少し注意点もあります。
まず、汚れているものや節が多すぎるものをのぞき、木目のきれいなものを選びます。
スポット的に使う場合は、材木屋さんに行ってひと山探せば必要な量が足ります。でも、量が多い場合はちょっと苦労することも。以前に比べ、ラーチ合板の流通量が増えたので、きれいなものだけをまとまった量というのは難しいこともあります。
次に、表面をきれいにします。凸凹がある素材なのでグラインダーでみがいたり、クリアの塗装をしたりして、なめらかにします。
もし節のない美しいラーチ合板を使いたい場合は、仕上げ用の「インテリアラーチ」を使います。価格は上がりますが、節なしで表面も加工済みのきれいな材料です。
おすすめの使用箇所3つ
ラーチ合板の仕上げが映えるのは、次の3つの場所。
弊社でもよく使っている、おすすめの使い方です。
事例とともに、ご紹介しますね。
おすすめ1:壁や天井
ベーシックな使い方は、壁や天井のクロスの代わりとして使う方法です。
美しい木目をたっぷり楽しめ、デザイン性の高いおしゃれな空間に仕上げてくれます。しかもクロスより安価に仕上がるので、予算を他に回すこともできますね。
インナーテラスの壁や天井に
▼ 施工事例「白色と木の色」より ( https://www.spring-renovation.jp/works/538/ )
ベランダに出入りする部分に設けた、インナーテラス。タイル風の床の仕上げに合わせ、壁と天井をラーチ合板に。アイアンの小物とも相性がいいですね。
リビングの壁に
▼ 施工事例「四角い間取り」より ( https://www.spring-renovation.jp/works/2056/ )
リビングの壁、梁の側面にラーチ合板を張った事例。白い壁やフローリングとも相性ぴったり。電球がむきだしになった照明ともよく似合っています
おすすめ2:アクセントクロス
個性のあるラーチ合板は、小さな空間のアクセントとしてもぴったり。トイレや、キッチンカウンター、建具にも使うことができます。
トイレの壁に
▼ 施工事例「植物と心地よく」より ( https://www.spring-renovation.jp/works/525/ )
トイレの壁の一面をラーチ合板に。思わず視線が向く、よいアクセントになっています。ペーパーホルダーやアイアンバーともぴったり。
キッチンカウンター、建具に
▼ 施工事例「和の取入れ方」より ( https://www.spring-renovation.jp/works/2016/ )
カウンターの下半分にラーチ合板を張っています。この貼り方は、奥に見える建具ともおそろい。家の中にリズムが生まれ、デザイン性を高めてくれます。
おすすめ3:造り付け家具
ラーチ合板の強さや反りにくい性質は、家具にも向いています。
そのままの仕上げでインテリアとなじむため、ローコスト素材としてぴったりです。
玄関の飾り棚
▼ 施工事例「四角い間取り」より ( https://www.spring-renovation.jp/works/2056/ )
玄関入ってすぐの飾り棚を、ラーチ合板で制作。印象的な木目が、玄関をよりおしゃれに見せてくれますね。
窓際の造り付け棚
▼ 施工事例「小さなおうち」より ( https://www.spring-renovation.jp/works/1947/ )
右手の窓辺に見えている棚が、ラーチ合板の造作家具です。色を塗ったりクロスを貼ったりしなくても、このままの木目がおしゃれ。
強度もあるため重いものを置いても安心です。リノベーションらしいむき出しの天井やダクトとも、よく合いますね。
まとめ
かがでしたでしょうか?美しい木目を持ちながらも、安価で加工しやすいラーチ合板。
もともと構造用合板だから、強度もばっちり。仕上げ材として、ますます目が離せない材料です。
効果的に使って、お部屋をさらにおしゃれに仕上げましょう。
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