購入前に実施したいインスペクションとは?
こんにちは。スプリングJOURNALです。
前回のブログで物件を購入する前に住宅の診断を行う”インスペクション”という調査のお話を少ししました。
最近では住まいとして”中古マンション”の購入を検討する人が増えてきています。
購入するかどうかの判断として住宅のコンディションや補修にかかる費用などは前もってきちんと知っておきたいですよね?
そんな時に実施したいのが、”インスペクション”です。
今回はその”インスペクション”についてご紹介いたします。
目次
・インスペクションとは?
└インスペクションのタイミング
└インスペクションでのチェック項目
・インスペクションによるメリットとリスク回避
・もし物件に不具合が見つかったら
・まとめ
インスペクションとは?
住宅におけるインスペクションとは、建物に精通した人が第三者の立場から劣化の状況や欠陥の有無を調べて修繕や改修、メンテナンスすべき箇所やタイミング、費用のなどのアドバイスをするものです。
新築入居時やリフォームの際に検査は行われますが、現在注目されているのは、中古住宅の売買時に行うインスペクションです。
インスペクションのタイミング
インスペクションは物件の購入前、またはマイホームの売り出し前に行うことが一般的とされています。
物件の購入を検討している方は、事前にインスペクションを受けておくことで物件のコンディションを把握することができ、安心して取引まで進めることができます。
インスペクションでのチェック項目
インスペクションではマンションでは専有部分と共有部分のそれぞれ箇所をチェックしています。
専有部分
設備:火災報知器の動作、給湯器の動作、排水管の詰まりサビ漏水など
状態:床や柱のきしみや傾き、床下や天井裏の腐食や欠損
性能:防音、断熱性能
共有部分
建物構造:築年数
状態:階段のひび割れや傾き度合い、外壁・外構・バルコニーなどの割れや剥がれ手すりの腐食など
共有設備:防犯性、外部からの侵入ルート、配管の水漏れ
管理状況:廊下、エントランス、ゴミ捨て場の使用状況、 修繕履歴、修繕計画
周辺環境:周辺の治安や防災、騒音や異臭の有無
インスペクションによるメリット・リスク回避
インスペクションをする1番のメリットは安心して物件を購入できる点です。
もしインスペクションをしなかった場合、住まいの目には見えていない部分が劣化していたり、購入後に修繕をすることになり思わぬ出費になったりします。購入後に不満が残ることにもなります。
インスペクションをすることで「この中古物件は欠陥や不良がなく、安心して購入できる物件」というお墨付きを保証してもらうのです。
入居後に起こるかもしれないトラブルを回避をインスペクションによって回避できるのです。
もし物件に不具合が見つかったら
インスペクションを行った結果、欠陥や不具合が見つかった場合はどのようにしたら良いのでしょうか?
契約前にインスペクションを行い、欠陥が見つかった場合は、購入を見送ることもできますし、修繕費用を理由に価格の交渉を行うなどの対応をすることができます。
契約も交わし引き渡しも終わっている状態で欠陥が見つかった場合は「隠れた瑕疵」と認められれば売主に対して補修の請求を行うことができます。
ここで言う「隠れた瑕疵」とは、構造上主要な部分の欠陥や雨漏り、シロアリによる被害、給排水などの設備の不具合など引き渡し前に気づくことが難しく、住み続けることが難しい大きな欠陥や不具合のことです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
中古マンションのご購入を検討されている方には、知っておきたい事項の1つです。
中古マンションを購入する際に、目に見えない住宅の欠陥や劣化が不安という方はインスペクションを行ってみてはいかがでしょうか?